Press release | 09 12月, 2021
世界中で湿地が消失,トンボ類が絶滅の危惧に - IUCNレッドリスト
2021年12月9日,スイス,グラン発(IUCN) – 湿地の破壊により,世界中でトンボ類の減少が起きている.本日の『IUCN絶滅危惧種レッドリスト™』最新版での初めての地球規模でのトンボ類評価で明らかになった.トンボ類の減少は,それらが繁殖する沼沢地や自然河川の広範な消失の徴候である.湿地の消失はほとんどが持続不可能な農業と都市化により引き起こされている.
Press release | 04 9月, 2021
海洋生物への圧力が増大しているにもかかわらず,マグロ類は回復しつつある- IUCNレッドリスト
2021年9月4日,フランス,マルセイユ発 (IUCN) – 商業的に漁獲されるマグロ類4種は,この10年間にわたる地域漁獲枠の執行の成果として,回復に向かっていることが『IUCN絶滅危惧種レッドリスト™』の本日の更新版により明らかになった.これは,マルセイユでのIUCN世界保全会議で発表されたもの.しかし,この回復は,海産種への圧力が増大するなかで起こっている.世界のサメ・エイ類の37%が,乱獲により,これに生息環境の喪失と悪化,気候変動が重なって,絶滅の脅威に晒されている.
Press release | 25 3月, 2021
アフリカのゾウは「危機(EN)」と「深刻な危機(CR)」に – IUCNレッドリスト
2021年3月25日,スイス・グラン発 (IUCN) – 象牙目当ての密猟と生息環境の消失が原因でここ何十年間にわたり個体数が減少したことにより,『 IUCN絶滅危惧種レッドリスト™』でアフリカのシンリンゾウ(マルミミゾウ, Loxodonta cyclotis)は「…
Press release | 10 12月, 2020
IUCNレッドリストによると,ヨーロッパバイソンの個体数が回復,31種絶滅宣言
2020年12月10日,スイス・グラン発 (IUCN) –本日公表されたIUCN絶滅危惧種レッドリスト™の更新版によると,継続的な保全努力のおかげで,…
Press release | 09 7月, 2020
キツネザル類の約3分の1とタイセイヨウセミクジラが「深刻な危機(CR)」 に-IUCNレッドリスト
2020年7月9日,スイス・グラン発 (IUCN) – マダガスカルのキツネザル類全種のうち約3分の1(31%)が「深刻な危機(CR)」となった。これは絶滅の一段階前を意味している。本日の『IUCN絶滅危惧種レッドリストTM』更新版によると,キツネザル類の実に98%が絶滅危惧である。この更新により,アフリカ霊長類全種評価の見直しが完了し,…
Press release | 19 3月, 2020
保全努力のおかげでアフリカのサイに希望の兆しが-IUCNレッドリスト
2020年3月19日,スイス・グラン発 (IUCN) – アフリカのクロサイは絶滅危惧カテゴリー「深刻な危機CR」のままであるものの,密猟の根強い脅威に対抗する保全努力のおかげで,ゆっくりではあるが,個体数が増加しつつあることが,本日付けの『IUCN絶滅危惧種レッドリストTM』の更新版で明らかになった。
Press release | 10 12月, 2019
生物多様性が危機に瀕している中で, 種の回復は希望をもたらす- IUCNレッドリスト
2019年12月10日,スイス・グラン発 (IUCN) –本日公表の『IUCN絶滅危惧種レッドリストTM 』の更新版によれば,保全努力の結果,生物10種の生息状況が改善された。以前「野生絶滅(EW)」とされていた鳥類のグアムクイナの回復もそのひとつである。
Press release | 14 11月, 2018
保全行動のおかげでナガスクジラとマウンテンゴリラの個体数が増加 – IUCNレッドリスト
2018年11月14日 グラン(スイス)(IUCN) – 本日公表の『IUCN絶滅危惧種レッドリスト』によ
Press release | 05 12月, 2017
2017年12月5日,東京(IUCN)最新のIUCN絶滅危惧種レッドリストによれば,野生のイネ,ムギ,ヤムイモは,過剰な集約的農業生産と都市膨張により脅威に晒されており,他方,貧弱な漁業活動はカワゴンドウ(イラワジイルカ)やスナメリの数を急激に減らしてきたことがわかった。最新のレッドリストはさらに,気候の乾燥化はリングテイルポッサムを絶滅の淵に追いやっていることを明らかにした。
Press release | 10 5月, 2016
IUCNとトヨタ自動車、世界の絶滅のおそれのある生物の評価で協働
• トヨタは、「トヨタ環境チャレンジ2050」の実現に向けた重要なプロジェクトとして、IUCNとのパートナーシップにより、生物多様性の危機に関する知見を拡充。トヨタは、IUCNの活動を5年間支援する予定であり、2016年は約120万ドルの助成を実施。 • IUCNは、アセスメント(評価)を実施済みの絶滅のおそれのある生物種を、現在の8万種から2020年までに2倍の16万種に増やし、地球上の生物多様性の保全状況をより包括的に把握するという目標に向けて大きく前進。トヨタの支援により、今後アセスメントが必要な8万種の生物種うち、35%に相当する2万8千種以上のアセスメントが可能に。